「そうなんだ〜
祥太郎くん、思春期だね」

梓は結局、そのまま病室に残って帰りは真由と一緒に帰った。

真由に祥太郎との関係を聞いてもらいながら。

「でも、そんな風に言うのはひどいよね。
拓海くんから怒ってもらおうか?」

「いえ!いいです!!」

そんな事をすれば…

「お前、兄ちゃんにチクったな!!!」

って、大激怒するに違いない。

梓は身震いした。