コンコン...ーガラガラ

あっ、やべ、俺寝ちゃってた

「拓人先生~連れてきました~」

「うん、ありがとな」

「はい~では、僕は失礼します」







俺はベッドに座る

澤田が出ていっても、陽菜はドアの前に立っている

「陽菜、おいで」

「拓人...」

俺の名前を呼びながら陽菜は抱きついてくる

「陽菜、ごめんな」

俺は陽菜を膝に乗せて頭をなでる

「...バカ....」

「ごめんな... 俺いなくて、怖かったよな...」

陽菜は膝の上で頷きながら涙を流している

「ごめんな...」



暫く頭をなでていると、陽菜の整った寝息が聞こえてきた