仕事を終わらせて帰る前に一度拓人の様子を見て帰ろうと思い拓人の病室を訪れた

コンコン ガラガラ

「拓人、おい起きてたのかよ」

「ケホッごめん」

「駄目じゃん、寝てなきゃ」

「......」

なせか拓人はさっきから咳を我慢しているようなしゃべり方をしている

「じゃあさ拓人聴診させて」

「えっ、な、なんで」

「いいじゃん、さっきも唸ったり咳してたし」

「やだ...」

「なんでだよ」

「それはさ....」

「お前に拒否権ないから、ほら早く、回診だと思って」

「......」

「おい、俺主治医。言うこと聞け」

「...むり」

「はぁっなんでだよ、じゃあ聴診できない理由でもあんの」

と言って俺は無理矢理拓人の服を捲った