「ってことで、今から採血するか」

「えっ...」

「左腕でいい?」

「...うん」

俺は渋々腕を出す

悠に採られていく俺の真っ赤な血液




「はい、終わり」

「はぁ~」

「なんでため息つくんだよ」

「はぁ~」

「まっ、拓人のことだからどうせ今日から入院か、とか考えてるんだろうけど」