プルルプルル

電話がなってる気がして目が覚めた

「はい。鈴木です」

『あっ、ごめん寝てた?』

「ん?陽菜?大丈夫だよ」

「...でも、こんな時間にどうした?」

『あのね....拓人が熱出して...喘息の発作も出ちゃってね』

『でも...私、何にもできなくて』

今にも泣き出しそうな声で話す陽菜

「大丈夫だよ。でも拓人君って喘息持ってたんだっけ?」

『うん...今はほとんど発作もでなかったんだけど...』

「そっか...熱は?」

『40,2℃』

「高いな...」

『うん、どうしよ...』

「じゃあ、今からそっち行くよ」

『えっ、でも...』

「大丈夫。今から行くから」