体温計がおとをたてると
「何度?」

「39.9℃」

「ヤバイな……」


「澤田!!」

大声で俊介が呼び掛けるが、反応はなし。


少し体を叩いて刺激を与えながら叫ぶと

「ん……」

と、微かだか反応があった

「澤田!俺のことわかる?わかったらて握って」


澤田の手に少しだけ力が入った

そのまま声をかけ続けていると救急車のサイレンが聞こえてきた



そのまま澤田は搬送された