「ねぇ、昔さ、僕が自殺しそうになったときに、拓にぃが助けてくれたでしょ?その時に、拓にぃが

『泣きたい時は泣けばいい。辛いときはおもいっきり"辛い"って叫べばいい。

一人で自分の身体を傷つけるなら、俺達を頼れよ

一人で苦しんでるなら、俺達を頼れよ


勝手に決めつけて、自分を追い込むのなら、俺達、家族を頼れよ迷惑とか、考えないでさ

俺達は、家族だぞ?

少なくとも、俺や父ちゃんや母ちゃんは叶人のことが大切だから

そう簡単には嫌いにならない

だから、次はちゃんと話してな』


っていってくれたんだよ」



「………………」



「その時とはちょっと意味がちがうけど、今拓にぃが苦しんでるのは確か。
陽菜ちゃんだって、大切な家族なんでしょ?じゃあ、本音をぶつけても、不安だっていっても、そう簡単には拓にぃのことを嫌いになんないと思うよ?悠先生もきっとそうだよ」



「うん……」



「きっと、拓にぃに頼ってもらえるの悠先生達も待ってるんじゃないかな?」


「なんか……ありがと、元気でた」

そういって、拓人にぃは微笑んだ