私は、東高に通う高校二年
宮本日向。(ミヤモトヒナタ)



「おはよう!日向!」

「ウィッス、日向〜」




この二人こそ私の高校一年からの親友

西野ミツキこと「みったん」と、
柴崎桜こと「さっち」




みったんはスタイル抜群でうちらのお姉さん的存在。もう3年になる彼氏がいる。



さっちは韓流スターにハマってて
現実逃避しちゃってる身長149cmのおチビさん。




そして、私は普通、ごく普通なのだ。






「また今年もクラス同じって奇跡!」



嬉しそうにそう言うさっち。





「それにしてもメンバー変わってないよね〜」




冷静にそう言うみったん。





……いやその通りだ。





「よ!」




ギク。






背後から背の高い人の気配。





「……三浦…だよね、うん」





「なんだよ、そのガッカリ気な感じ」




この人は、小学校から同じの
三浦輝。(みうらてる)

何気にすっごいモテる。
バスケ部のキャプテン。




「ガッカリしてないけど…
三浦といると女子からの目線が…!」




「んなもん気にすんな!
それ言い出したら俺誰とも話せねーだろ」





「にしても三浦、まだ彼女できてないの?」



みったんが聞く。




「なんだよ、西野。
俺別に欲しいわけじゃねーからな!」





確かに。モテるくせにいないもんなー。






そんなこんなで、始業式が終わり…







教室の席に着いた。






隣、誰なんだろ〜






ウキウキとキンチョーが入り混じる感情






「……え、」







隣に座ったひとが…まさかの学年の王子







「よろしく!」







志村爽くん。(しむらそう)






またえらいことになりそうだ…