「なんか言ってた?」 「うん。まだ寝てるって言ったら、あとでうち来るように言っといて下さい、だって。」 「そっか。」 行きたくないよ… どうせフラレるんでしょ? 平気なのかな、あたし。 気にしてないよって 笑えるのかな。 「わかった。ありがと。」 でも、 ちゃんと向き合おう。 きちんと伝えよう。 きっと空斗は考えてくれる。 そしたらあたしも 終わりにすることができる。 この15年間の恋を。