―バタン 自分の部屋に戻ったあたしは、ベッドに倒れ込む。 ほんとに何やってんだろ。 空斗、どう思ったかな… 花火、したかったなあ。 考えることも、涙も、溢れてきて、自分が嫌になった。 小さい頃はこんな時、いつも空斗がそばにいてくれた。 『大丈夫だよ』って… 今はもういない。 これからは、1人で生きてかなきゃ。 いつも空斗にくっついてたあたしじゃない。 強くならなきゃ。 ―寝よう。