「空斗はあたしのこと、女としてなんか見てないでしょ。知ってたよ。
でもあたしは、それでも、空斗が好きだから…ずっと昔から。」




大好きだよ。





そう言おうとしたのに。



手首をつかまれて。



「まじで?」




寝てたはずの空斗が


今まで見たことないような表情で


あたしを見つめてた。





いつから起きてたんだろう。







そして



起きあがって



あたしを抱きしめる。