「みんなーっ、休憩!」
海崎先輩がそう言うと、園田先輩は駆け寄っていった。
「風呼っ、夏合宿の件どうすんだ?」
夏……合宿……?
「あー、言わなきゃだね?」
「おう!あ、今日さぁー……」
「甘いもの食べ行くんだよね!楽しみだねっ!」
海崎先輩のキラキラした笑顔。
園田先輩は少し顔が赤いような……
「お、おう……。ってオイ!なんでみんな見るんだよっ!」
さ、さすがラブラブカップル……。
部活中でもオーラを発するとは……っ!
「菜美ちゃん、残念なお知らせっ!」
嬉しそうに笑みを浮かべて歩いて来る木戸先輩。
「嬉しそうですね…」
「そうかな?」
「…で、お知らせって何なんですか…?」
「今日満月なんだよ!」
体育館から出て、空を見上げてみると、白いまん丸の月が見えた。
「……そ、そうみたいですね…」
「……最近さー、血吸えてなくて、元気無いんだよね~…」
そう言って私を横目で見てニヤリと笑う。
はい?!

