今日も、部活だ。
鼻血はなんとか止まったし、ひとまず安心……。
部活には大狼君も来てる。
でも、話さない訳で……。
「菜美ちゃん、今日から作戦開始してもいいかな?」
「……あ、はい!」
木戸先輩は周りを見渡し始めた。
「晃太が見てくれないと意味ないのにね…」
「もう、本当ですよー、目も合わせてくれないのに……。」
「あれ、素直じゃん?」
私のことを指さして不思議そうに言ってくる。
「私だってたまには素直になりますよ~…」
「ま、その方が作戦的にも楽だし!」
「そ、そうですね~……?」
作戦的にも楽?
仲良くする作戦の事だよね?
「あ、じゃ練習戻るね!」
「はーい、頑張ってくださーい」
私の声にブンブンと大きく手を振ってる。
目が、キラキラしてる。
犬みたい…。

