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あれから、3日間が流れるように過ぎた。
最近、変わってしまった日常が早々と目の前を通り過ぎていった。
でも、大狼君は
3日前から1回も目を合わせてはくれない。
怒ってるの?
私が何かした?
最後に見たのは、あの、儚げな表情だけ。
なんだか、あの表情が胸をつっかえる。
止まった時を戻す、微かに見えた涙。
たったの2つしか根拠は無いけど、
あの2つには意味があるんじゃないかって思った。
苦しいの?
悲しいの?
ねぇ、どうしたの?
「菜美っ!」
実梨の声と共に、硬いものが私の顔面を直撃した。
痛すぎて、声が出ない……。
それに息もできない……。
タンスの角に、足の小指ぶつけた時よりも痛い……。
「ちょっと、菜美っ?!」
実梨が私の顔を覗き込む。すると、ぎゃっと、言ってティッシュを持ってきた。
「……っ…え、なに、どうしたの?!」
「は、鼻血出てるよ!」
「えっ、ウソっ!」
「ちょっと止まるまで休んどこ!」
そう言って体育館の端っこに移動する。
「うん……ありがと……」
「さっきからボーッとしすぎ!何があったの?!」
体育の授業中だったのか……。
しかもバレーボール。
どおりでスパイクが顔面に飛んでくる訳だ……。
「何もない……訳じゃないけどさぁ………」
「何?何があったの?!」
実梨が私の肩をガクンガクン揺らす。
あ、鼻血やばいからね?
「私……もうダメだ……」
「ダメって何が?!」
「しばらくの間っ、目……合わせてくれないし……それに……っ」
「それなら、私も一緒だよ……。」

