満月の夜は、ご注意ください。



ベッドのシーツをキレイに直して、保健室の先生に利用した事を書いて、保健室を出た。



「菜美ちゃん!晃太!」


遠くから走ってきたのは、木戸先輩……?


「そんなに慌ててどうしたんですか……?」


「……透先輩?」


「2人で何してたの?」


ニッコリと笑っている木戸先輩…。


「大狼君が看病してくれたんです!」


「そっかぁ、良かったねー!」


そう言って私の頭をグリグリと撫でてくる。


「い、痛いんですけど……」


「もうみんな帰ったけど、いないって探してたんだからね?」



探されてたのに、爆睡してたとは……。



「そう……ですか……すいません……。」



申し訳なさそうに、大狼君は頭を下げた。


こう見ると……木戸先輩は、年上って感じがする。


まぁ、先輩だから当然なんだけど…。


言動が子供っぽいっていうか……。



「じゃあ帰ろっか!」


「あー、俺……やる事あるんで、先帰ります……」



大狼君の様子は、明らかにオカシイ。


「なんかあった?」


「いや、何でもないんで……」


「そっかー、じゃー」



大狼君は走って目の前から消えていく。


もしかして、





…………避けられた?