満月の夜は、ご注意ください。




ぎゃぁぁぁぁぁ!


声かけられた………っ



どうしよ、えっと、こんな時は………っ




「…はい、そうですが?何か?」



ひぃぃぃぃぃ!!


やばい、感情高ぶった時のクセが……っ!



「ちょっと放課後いい?」


えええ?!


呼び出しっ?!



「あー、委員会あるんで無理ですね」



いや、たしかに委員会はあるけどもっ!!



「いや、関係ないし、屋上来いよ」



口調が変わった………



怒ってる……ぜ、絶対……っ!



「無理です、サボれる身じゃないんで」



うん、サボれる身じゃないね。


成績的に辛いからね、でも………




「ていうか篠崎さぁ、なめてんの?」



な、なめてなんかないですが!!


声変わりすぎて怖い……っ!!



「あ、時間なんで……」




時間まだまだあるけどね?!




「あれー、逃げんの?」




ニヤニヤしてる、ていうか、1人しか話してなくない……?


他の人何の為にいんの?!




「いや、時間の無駄なんで……。」




無駄だけど!!


そろそろブチ切れるって…!!




「はぁ?!何様のつもり?!」




キンキンしてる声、耳おかしくなりそう。


もうこれは後戻りできないじゃん…!




「何様でもないですけど……さよなら」




なんとなくあしらって歩いていく。


チラチラと様子を伺ってる実梨。




「…………篠崎めぇ……っ…」





通り過ぎたあと、そんな声が聞こえたような気がした。