満月の夜は、ご注意ください。




「ちょっと?!菜美っ?!」



「実梨……私……この先やばいかも……。」 



うん、高校生活うまくいく自信ない……。


あと2年ぐらいあるのに……。



「あ、大狼君のファンの事?それなら、潰しに行ってもいいんだけど……」


「つ、潰す?!」


「うん、できない事は無いんだよ?」




にっこりと笑ってる実梨……怖い……。


実梨のファンは男女問わずすごい数いる。


高校の半分は実梨のファン……。


でも、そこで潰しあったら大変だし…。




「き、気持ちだけもらっとくね!ありがとね!」


「遠慮しなくていいからねー?」




移動教室の準備をしながら心配そうに聞いてくる。



廊下に出ると、ファンらしき人がずらり。



えーと……軽く10人はいる……。



多分、同じ学年なんだけど、イカツイ……。



女の子だけど、男の子っぽい……。



気づかないフリをして通り過ぎようとする


……と






「アンタ…篠崎……だっけ?」