満月の夜は、ご注意ください。





「……あ、じゃあ帰るな!また部活でー…」


「うん!またね!」


階段をタンタンと降りていく音が聞こえる。
 

「…あの…先輩……帰んないんですか?」



「さっき、仲直りできたんだ?」



……仲直り…。



「……はい…先輩、知ってたんですね…」



「なんか、そんな気がしたからね!」



ニッコリと笑って私を見てる。


「そうなんですか!」


「あ、そうだ。菜美ちゃんっ、作戦さ……今からなら上手くいくよ?」


「今……?」



作戦って、仲良くするアレだよね?



「仲直りしたんだから、結構いいと思うよー?」



「……も、もしもですよ?上手くいかなかったらどうします?」



「その時は、俺が……。」


木戸先輩の声が急に止まった。



「何か言いました…?」


……何かあるのかな?


「なんでもない!じゃあ部活一緒に行こうね!バイバイ!」


そう言って、階段を登っていく音が聞こえた。


「えっ、何でですかぁ……っ!!」



一緒にって……えぇ……っ