すると、急に階段を降りてくる音。
「………あー、ご飯食べ終わったー!」
木戸先輩、もしかして、空気呼んで降りてこなかったのかな……?
やっぱり、悪い人じゃないね。うん。
「あ、そうだっ、明日みんなで遊園地とか行かない?チケットあって……。」
遊園地……っ!!
ここで距離を縮めて………っ!!
“チャンスだからね!!”
というような視線を送ってくる木戸先輩。
「遊園地ですか?!行きたいです!お、大狼君は?!」
とっさに聞いてしまった……。
「……あー、俺はいいかな…。」
「えっ?!」
“先輩、どうするんですか!”
というような視線を木戸先輩に送る。
「いいじゃん、行こうー?チケットあるから、無料だよ?ダメなの?」
チケットあるから無料なのか!!
木戸先輩……ありがとうございます……っ!!
「…あの、友達呼んでもいいですか?」
そう言った大狼君。
友達……あ、ここで実梨を呼べば……っ!!
「あっ、私も呼びたいです!!」
「いいよー、じゃあ1人ずつ友達連れて来てね?」
にっこりとして木戸先輩は言った。
「「はいっ!ありがとうございます!」」
大狼君と声が、ぴったり同じになった。
それに、顔を見合わせて笑った。
ドキって心臓が音をたてた。

