でも、諦めないから。 見つけるまで帰らないから。 そんなあたしの思いが通じたのか。 「あたしっ…まだ春都が好きなんよ! 返事……もらっていい?」 この声。 少し高めの綺麗な声色。 …絶対智花ちゃんだ。 声をした方を見ると、当たりだ。 あたしは精一杯息を吸った。 ………よし、大丈夫。 やることは分かってる。 「……っ智花ちゃんっ…!!」 今までで一番声が出たと思う。 申し訳ないけど中学校の卒業式よりも。