「李恋先輩は何がしたいんですかー? 李恋先輩の好きな人って拓也先輩なんですかぁー?」 嫌味っぽく語尾を伸ばす葛城君。 「拓也君は…友達だよ?」 それ以上、以下でもない。 あたしがそう言った途端、 無表情になった葛城君。 「あの…葛城……わぁっ?!」 顔を覗き込もうとするといきなり引っ張られた右腕。 そして目の前には葛城君? 「ちょっ…葛城君⁈何してるの⁈」 やばいよ、こんな状況。 あたし、抱きしめられてるの⁈ なっちゃんとは違った温かさ。 …やっぱ男の子なんだね。