「りーこーせーんーぱーいっ」 あたしの名前は清家李恋。 高校二年生を満喫中。 「葛城くん、おはよう」 この子は一つ年下の、葛城春都くん。 委員会が一緒でよく話しかけてくれる。 「李恋先輩、ここ教えてくださいっ」 「ん?英語?…これは、こう解くの」 あたしの得意科目は英語。 スラスラとあたしの字が葛城くんのノートへ滑っていく。