そんな李恋先輩は、性格も最高だ。 無自覚だけどサバサバしている。 何も興味ありませんよーみたいな。 英語が命ですみたいな。 とにかく可愛すぎるのだ。 俺はもっと別の所に惚れたんだけど。 「まぁみんな李恋先輩か那月派だよな」 「大抵どっちかに惚れてるだろーな」 もちろん二人はモテるワケで。 この学校で一位と二位を争うくらいモテている。 しかも二人がそのことに気付いていない。 何にせよ二人共鈍感なのだ。 「まじで強敵…」 「ドンマイ、春都」 お前にだけは言われたくねーよ…