「つかお前もよくやるよなぁ お前のキャラ変はすごいよ、尊敬」 「……まあな」 キャラ変。 それは俺にとって最も大切なこと。 「他の奴らの前では爽やかイケメン 裏では俺様イケメンだもんなー」 「…」 何も言えねえじゃねえかよ。 「まあ、李恋先輩に嫌われたくねえもん」 李恋先輩は俺の好きな人。 ちっこくてなんだかふわふわしてて… 雪みたいに白い肌。 そこへ小さく林檎色の唇。 黒髪は本当清楚で… まず嫌いなやつなんていねえんじゃねえの?