神様のおくりもの

絵本・童話

youkey**/著
神様のおくりもの
作品番号
1137123
最終更新
2014/12/14
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
完結
PV数
0
いいね数
0





あるところに
ひとりの女の子がいました。







その女の子は
重い病気を抱えていました。



ある日、
女の子のお母さんが言いました。




『強い女の子に
生んであげられなくてごめんね…。』



すると女の子は



『大丈夫だよお母さん。
あのね、私神様と約束したの。』

と言いました。




『この世界に
生まれてくる前の赤ちゃんはね、
神様からおくりものがもらえるの。
希望とか、夢とか、才能とか!

私は何がもらえるか楽しみだった。



私が神様のところに行ったら
いろんなおくりものが並んでた。
でも1個だけ、
神様の後ろに隠してある
おくりものを見つけたの。


それは何?って聞いたら


このおくりものは
この中で一番強い子にしか
あげられないおくりものなんだよ。


って言われたの。

そのおくりものは
【重い病気】って書いてあった。』




女の子のお母さんは涙目になりながら
女の子の話を聞いていました。



女の子は病室の窓から見える景色を眺めながら話を続けました。



『もしそのおくりものが
ほかの子にに当たっちゃったら
すごくかわいそうだなって思った。




だからね、私、神様に言ったの。



私がこの中で一番強い子です。
だから、
そのおくりものをくださいって。





神様は私の
望んでいたとおりにしてくれたよ。


でもひとつだけ
約束してほしいって言われたの。』





女の子は
お母さんの目を見て言いました。


『なんだと思う…?』


女の子のお母さんは
しばらく考えましたが
わからないわ、と首を振りました。





『それはね…』



































【人はね、笑顔でいれば
幸せが訪れるものなんだよ。



だからって
無理に笑ってもダメだぞ。


笑いたい時に思いっきり笑いなさい。
泣きたい時は
誰かに支えてもらいなさい。
その分自分も
誰かの支えになりなさい。


そうすれば、これを持っていても
大丈夫だからね。】













女の子はお母さんと話している時、
ふと、神様の言葉を
思い出していました。
















いつも笑顔で過ごそう。
自分のために。誰かのために。










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