高校デビュー

車の中でも鏡に映る自分の顔を見た。
中学の頃から私は、静かな方だったがちゃんとある程度の友達はいた。
今日の私は何故か友達なら作れると変な自信があった。
そして、高校に着いた。
車を停め、降りると周りには沢山の入学生がいた。
みんな緊張で顔が強張っている。
自分のクラスを確認して、ママと別れて一人で教室に入る。
もうすでに沢山の生徒がいて小さなグループも出来ていた。
席に着いて周りを見渡している私に1人の子が話しかけてきた。
「あの、私 小林みくって言います。良かったら仲良くしませんか?」
と赤くなりながら自己紹介をするみくちゃん。
すかさず私も
「仲良くしましょ。私は榎本胡桃。胡桃って呼んで?」
と笑顔で言うと彼女は安心したように頷き、「よろしくね」と言った。
みくちゃんはショートヘアの可愛らしい女の子。早速友達が出来て安心安心。
それから、みくちゃんと色々話して入学式を終え、連絡先を交換した。
新しいスマホに新しい友達の名前が入ってなんだか嬉しい気持ちになった。
このまま平凡に3年間過ごせると思っていた私。
次の日から生活が一変するなんて知らずに…。