「嘘でしょ....」


一枚の紙を持って固まる私。

その横で爆笑する親友。


私、咲原翔奈(サキハラ ハナ)

高校二年。

最悪なくじを引いてしまった


紙に書いてあった文字は


体育祭実行委員会

そして、それをもう一人引いたやつは....


「....」

なんにも言ってないけどオーラが
嫌だ感を全身からかもし出してる


そいつの名は、若杉竜之介(ワカスギリュウノスケ)

学校でも有名なヤンキーだ。

どうしよう。
どうしたらいい。

こんなヤンキーと実行委員会なんてやだ。


そんなこと考えてるうちに

先生が「それじゃー若杉と咲原で決定だなー。」



その一言であっけなく授業は終わる