大志くんかなと思ったら、そこには



「おい、無理なら入んじゃねーよ」


そこには純くんの姿があった



私はただひたすら泣いた




お化け屋敷の怖さ


一回捨てられた時の悲しさ



私は純くんにすがるように
抱きついた




「あ、やべ。あいつ来るかもしれねーし、あっち行くぞ」


そう言って観覧車の方に連れて行かれ、乗せられた