ー大きく振りかぶってートリップ 記憶をなくした少女 泉孝介

番外編 泉孝介誕生日





今日は朝から桃がソワソワしていた。
話しかけても、すぐ何処かに行ってしまうし忙しそうだった。学校に行く途中も考えていることが多く、あまり話せずにいた。



学校に着くと、机の上に大量の箱が置いてあった。何かと思って見ると、クラスメイトの女が話しかけて来た
ク「泉君今日誕生日だよね?おめでとー!プレゼント私とお揃いのブレスレットなんだけど、もちろんつけてくれるよね?でも、お揃いだとカレカノみたいだけど私は泉君とそんな関係でも全然大丈夫だから!」



お前は良くても俺は嬉しくねーよ。
あーあ…桃が俺の誕生日知っててくれたらよかったのに。桃は俺の誕生日とか知らないだろうなぁ まぁ、とりあえず
孝「これいらねぇー。お前とお揃いとか欲しくねーし、俺はお前と付き合うとか死んでもねぇーから勘違いすんなよ?だいたい、ブレスレットは桃とお揃いのがあるしそんなに付ける気ねーから邪魔」

ク「なんで⁈これ高いしブランド物だよ⁈だいたい桃ちゃんとはお揃いの物付けるのになんで私だとダメなの⁈意味わかんない‼︎」
あーあ…よだきーな。つか、桃のプレゼントだけでいいのに。



孝「桃ー!帰ろーぜ」
桃「孝ちゃん⁈ごめんね?お買い物して来てくれない?私、委員会頼まれちゃって…お願い!」
桃委員会とか入ってたんだ…しょーがねーか。
孝「何買えばいいんだ?」
桃「あのね?歯磨き粉がなくなってて…お願いできる?」
孝「りょーかい。気をつけて帰れよ?」
桃「うん!ありがとね!」


さっ!早く帰って仕上げしなきゃ!
今日は孝ちゃんの誕生日なんだけど、プレゼントも買えたしケーキもあと少しだから大丈夫かな?



イチゴのせて、生クリーム絞ってクッキー乗せたら…完成ー!
孝ちゃん帰ってくるかな?

孝「ただいまー」
あっ!帰ってきた!
楽しみだなぁー!




桃に頼まれたとおりに、買い物を済ませると家の電気が消えていた。俺は、リビングに入るとしてすぐに電気をつけた
パーン‼︎パーン‼︎パーン‼︎
全ー孝「孝介(ちゃん)誕生日おめでとう!」
……………………………桃俺の誕生日知ってたのか?
孝「桃俺の誕生日知ってたのか?」
桃「うん。ママに聞いたの!でも、驚かせたかったからサプライズにしてたの」
そう笑顔で言う桃に俺は何も言えなかった。

桃に案内されて、机に着くとたくさんの料理とケーキが置いてあった。
いつもよりすげー豪華だし、俺の好きなショートケーキもある。
食べ終わると、桃がプレゼントを渡してきた。
中を開けると、黒のマフラーで桃と色違いの物だった。桃に聞くと、お揃いの物が欲しかったらしい…俺も桃とお揃いの物が持てて嬉しかったから、明日から使おうと思う。
俺は今までの中で一番楽しい誕生日を過ごせた