その後は、各自で着替え終わった人から解散することになっていた。 私たちマネージャーは後片付けをするために行っていて、控え室に帰ると誰一人いなかった。 黒沢くんも。 「私たちも帰ろっか、花恋。」 「そうだね。でも私さ、行きたいところあるからごめんね。」 「黒沢のとこ行くんでしょ?黒沢、自分で責任追ってるからちゃんと慰めてあげて。」 「うん」