君が、好き。



タイムアウトが終わり選手たちがコート内に戻った。




その時の黒沢くんの顔が強ばっていた。





「黒沢くん!自信持って!!!」





私は駿先輩の手当をしながら黒沢くんに届くように大きな声で叫んだ。




聞こえたかどうかは分からないけど伝わった気がした。