君が、好き。




4クオーターが始まってすぐに、審判のホイッスルがなった。




ざわめく会場の中

そこにはさっきまでコート内に立っていた選手が2人倒れていた。



一人は相手チーム



もう一人は駿先輩。





どうやら、リバウンドの時に接触があり、2人とも着地に失敗して床にたおれ倒れていた。




私たちマネージャーはすぐに駆け寄った。

ふと、横の綾子を見ると顔色を悪くして心配そうにしていた。


綾子は我ここにあらずでいたので、私がなんとか話し掛けた。


「駿先輩大丈夫ですか!?」



「あぁ、足首を捻った」




「立てますか?」




すると駿先輩は、大丈夫だと言って立ってジャンプをしてみせた。



「いっ…てぇ」




「駿先輩、一回バッシュ脱いで貰えます?」