君が、好き。



私は靴を履いて黒沢くんの背中を追いかけた。

すでに黒沢くんは自転車に乗っていて待っててくれた。


「遅い。置いてくぞ。」



私を荷台に乗せて自転車を走らせた。


でも私は全然嫌だって思わなかった。

むしろ嬉しかった。



春の夜風は少し寒くて暖を取るように私は黒沢くんの背中に身を寄せた。



「あのね。黒沢くん。綾子と駿先輩って付き合ってるの?」



「確か、俺達が入学してすぐ付き合ったよ」



「え?!そんなに早く?知らなかった…」



なんですぐに人を好きになれるんだろ…


一目惚れっていうやつなのかな?


昨日の電話で早く彼氏つくれって生意気なこと言っちゃった…




そういえば黒沢くんって恋するのかな…