君が、好き。



「おーい!黒沢くーん!起きて。風引いちゃうよ。」


私は黒沢くんの肩を揺すって何度も呼びかけた。


そして黒沢くんが起きたのかゆっくりと顔を持ち上げた。

「…んーっ。え。杉森?やべ。俺寝ちまってたな。」


「なんでまだ居るの?こんなとこで寝てたら風引いちゃうよ?」


「お前、待ってた。
朝、歩きで学校来てるって言ってただろう?だから、こんな暗い中お前を置いてけねって思った。」 



「別に大丈夫だよ!そんな…迷惑だよ。黒沢くん疲れてるだろうし。」



「んなのどーでもいいんだよ。ほら行くぞ。」


そう言って私のバックを手に取り自転車小屋に向かって歩き出した。



「ちょっ、ちょっと待ってよ~!」