君が、好き。



綾子に連れられて体育館に行き、選手のためにジュースを作ったり


ビブスを用意したりタイマーを準備したりして全く練習風景なんて見れなかった





「かーれーん!後試合だけだからタイマーお願い!」


遠くの方で体育館のモップ掛けをしている綾子が大きい声でさけんだ

「はーい」


タイマーか……

昨日教えてもらったから出来るよね…


でもなんか不安だ。





「昨日、俺が教えたから大丈夫だよな?」


首にタオルをかけ汗を拭っている黒沢くんが横から私の不安に気づいたのか
話し掛けてきた。

「多分?」


「なんで疑問系なんだよ。」


クスッと、笑った黒沢くんの右の頬にはエクボがクッキリと浮かび上がっていた。



昨日とか気づかなかった…

普通に可愛い……



「何?俺の顔になんか付いてんの?」



「ううん。付いてない…
ただエクボでるんだなぁって思ったの。」




「エクボなんて男にでてもなんも変わんねぇよ」



「可愛いよ?」



「やめろ…
俺、次出番だから行くな」


照れてる、かわいい…