近くを車が通る



「松本!!」



俺は駆け寄った。


服も髪もグチャグチャ…

顔も傷だらけ…


松本は震えていた


怯えていた


「大丈夫?!おい!!松本!!」



「さか…し…た…先輩…」

「ゴメンな1人にして…怖かったよな…本当ゴメンな…」


俺は松本を抱きしめた。

傷をおった天使を…


「うっ…うわぁああぁ…」

泣き続ける天使を俺は抱きしめることしか出来なかった…