翔も寒いのかな

小さく丸めている背中がかわいい



翔の隣にいた時間は夢のようで、今でも現実だったのかなって疑いたくなる


隣にいることが当たり前になっていたあの頃がきっと特別だった

それまではむしろなんの関わりもなくて、あたしは翔の存在も知らなくて…



前に戻っただけだ



そう自分に言い聞かせた