王子と姫の裏事情。


バタンッ


「うっ…んくっ…」


何も言わずただ背中をさすってくれる足立くんの手が心地よかった



「ごめんな、俺がこんなことしてるから誤解させちまったな」


「ううん、あたしが悪いの」


「加奈ちゃん、あいつのこと相当好きなんだな

俺の入る隙間なしって感じ!」


「うん、好き。今でもずっと。」


自分の本心を足立くんに話していることに驚いた


「だけど、翔の幸せを願ってあたしは身を引くことにしたんだ

翔が裏切られることが嫌いだって分かってたのに

結局は自分を守ることしか考えてなかったのかもしれない」