星が綺麗な夜だった
隣に好きな人がいる幸せ
気持ちが通じあったことの喜び
繋いだ手から伝わる翔の体温を全身で感じながらゆっくりと家に向かった。
突然ある家の前で翔が足を止めた
「ここなんだ、俺んち。
母さんと2人で暮らしてる。」
思ったよりあたしの家からはそんなに離れていなかった
けど
「学校に行くときと帰るとき遠回りじゃん!」
そう、翔の家はあたしの家より学校に近かった。
「そういうと思ってお前には言いたくなかったんだよ
でもまぁ彼女だし?教えたけどこれからも変わらず迎に行くから」
彼女…
やばい、にやける…。