王子と姫の裏事情。

「なんでもないよっ!」


あたしは得意の作り笑顔で返した。


「そうー?なんかあったら聞く
よ!あっ、お菓子くれたらね!」



なんて、いたずらっ子のように笑った。


この元気に毎回救われるんだ。



葵のことはほんとに信頼してる、
大切だからこそ失いたくないの。


失うのが怖いの。