「ムリムリ。確かに顔はイケメンだし可愛いよ。
けど無愛想すぎて私にはどこがいいのかわかんないよー」




友達の香帆が奏くんのことを認めてくれません





「なんで!そこがいいんじゃん!香帆
ぜんっぜんわかってない!!」




「あのねぇ…友達の好きな人のことを
そこまでわかろうとしないしましてや無愛想な相手だよ?」




う…奏くんを観察してきた私にはわかるんだー!!





好きな動物は猫



嫌いな食べ物はおもに野菜



好きな食べ物は鯖の味噌煮



好きなことは寝ること


他にも沢山あるけど…((モゴモゴ





「奏くんに美味しい鯖の味噌煮を
作れるような奥さんになる!!!((キラン」





「声でかい!!!!」



と、香帆に怒られた




すると



寝ていた奏くんが
ビクッとしながら起きて





「付き合ってもないのによく奥さんになる
とか言えるよね」




「これから付き合います!」

「付き合わない」




そう言ってまた奏くんは寝始めました。




「ほんと無愛想で猫みたい!すてき!!!」



「モノ好きだなぁ…」






香帆には理解できないようです。