あれ…私…なんで…ここ…どこだろう…。




意識が…





「──っ!!」






いったぁああいっ


なにこの痛み!


地味に痛い!!





「ん…───!?」





「あ、起きたんだねおはよ」





「そ、そそそそそそそ奏くん!?」



「なに?そんな驚くことないだろ」



「目が覚めたら好きな人が
目の前にいるという幸せさ」





「…はぁ」




「目覚めたなら一人で平気だよねじゃあね」



「ちょちょちょちょ…っ!」



私は奏くんの袖をクイッと引っ張った





「──っ!?//」





へ!?

な、なんですかその可愛い反応は!
可愛すぎます奏くん!




「な、ななななに!?
引っ張んなくてもいいだろ!」



照れているかのように言う奏くんが


可愛すぎて仕方が無い




「も、もうちょっと一緒にいよ…うよ…」




「いやだぼくは授業に行く」





トホホ…でも冷たいところもやっぱりすき。