=次の日=
『おっはよ〜♫』
あたしはいつも通り学校へ
その時だった。
「ちょっ!なお!登喜也と付き合ってんの⁈」
⁈⁈⁈⁈⁈
『はぁぁぁぁああ!!!!???
な、なんで知ってんの⁈⁈⁈』
「みんなうわさしてるよ!」
((嘘でしょ…、、、あそこには誰もいなかったはずなのに…
そう、あたしと登喜也の関係はバレてた。なんでかはわからない。でも、みんな純粋だったこの時期、学年全体ではあたしたちの話で持ちきりだった。
「なお?大丈夫?」
奈菜子が心配してくれた。
それから、あたしたちは付き合ってるのに、うわさと恥ずかしさで前以上に話さなくなった。
あたしは初彼氏だったから、不安だらけだった。
ほんとに好きなの?
何回同じことを考えたかすらわからない。唯一登喜也にあたしの想いを伝えられるのは、1ヶ月きざみの記念日だけ。
その時だけは手紙を必ず書いてた。
そんな日々を過ごしていたけど、登喜也の気持ちが離れていくのは、すぐにわかった。
あたしもバスケに夢中だったし、もうダメかもと思っていた。