ハァハァハァー


「な、なんとか間に合った~」

今、目の前にあるのが私がこれから通う浜が丘学園

とても大きくて綺麗な学校だな~
頑張って勉強したかいがあったな
なんて呑気に考えていると


「あっ!り~ん♪」

と呼ばれそちらに向くと

こっちこっちと手招きしているのが親友の愛奈

愛奈とは幼稚園の時からいっつも一緒でいわば幼馴染み
地毛の茶髪をふわふわに巻いてナチュラルの化粧をしている
スタイルがよくて可愛い
女の私から見ても最高な女の子♪
まぁ~ちょっと毒舌なのがね…(笑)



「愛奈!!おはよ~」

走って愛奈の所へ行くと

「アハハッ、りんったら走って来なくても…って……あんたまた寝坊した?」

はい…私はよく寝坊するのです……

「髪の毛跳ねてるわよ。」

あちゃーと思い跳ねている髪を押さえていると

「見た目は完璧なのにおっちょこちょいと言うか天然と言うか……まぁ、あんたらしいわね」


それよりもと言う顔付きで愛奈が

「私達同じクラスだったよ♪」


「きゃーほんとに!?神様は私に味方してくれたんだね♪」

と私が言うと
呆れ顔で見られたのは言うまでもなかった