叔母は驚き、目を大きく見開く。

「俺、双子いんの?」

「あぁ…」

「俺が東京行けばいい話だよな?」

「ちょっ…それは…」

「叔母さんは、結生?って子心配なんだろ?じゃあ、俺は兄貴なんだからさ…」

「でも、お前はまだ高1だぞ。」

俺の言葉に不満を持ってるのか、なかなか縦に首を振らない叔父と叔母。

「大丈夫だって。俺が決めたことだし、行くっつったら行くの」

唯一の肉親に会えるならどこだって、飛んでく。俺の妹なんて絶対可愛いに決まってんじゃん。


会いたい。


俺は本気でそう思ってた。