先生の手が触れる時


ドアを開けた父親に見下ろされ、思わず後ずさる

「な……に?」
「……ふっ」

にやりと笑われ寒気が走る

「そう怯えるな。今日はアレ目的できたわけじゃない。警告をしといてやろうと思ったんだ」
「…………え?」

私が父親の顔を見ると、恐ろしいほど冷たい顔をしていた

「今日のあの美術の先生、痣に気がついていたな」
「!」

なんで、それを?

「……聞かれたよ、心当たりがないかって」
「そんな……」

先生、心配してお父さんに聞いたんだ…