先生の手が触れる時



そうして一人うずくまってるうちに浅い眠りについた。

次に目を覚ましたのはチャイムの鳴る音だった

「………はい」

寝ぼけた頭だったからか
ドアに向かって返事をしたことを私は激しく後悔した

「父さんだ」
「っ!」

体が強ばるのがわかる

「あけるぞ」

私が走ってドアの鍵に手を伸ばしたのと
父親がドアを開けるのとほぼ同時だった

でも、ほんの少し父親の方が早かった

「……っ!」
「………なんだ?」