先生の手が触れる時



そう言って、後ろから差し出されたのはコーヒー。

「…ありがとう…ございます…」
「いや」
「……っ…あったかい…」
「………そうか」

優しい声が背中に響く

「ほんとに…気配ないですね」
「あぁ。よく言われる」

そう笑う先生につられて少し微笑む


この人の雰囲気は
周りの人を包むような不思議な感じがある

なんだか落ち着く