「……推測だったんだよ…それを確実なものにしたかった」
「…凪が……何をされてきたかは?」
その問いに廊下の窓から外を見上げる
そして静かに視線を吉宮に戻した
「……あぁ。推測が当たってたら………まぁ、吉宮の表情からして多分当たっているよ…暴力だけじゃ……ないんだろう?」
「……………」
吉宮が耐えるように下を向く
「あまり……当たってほしくなかったんだけどな…」
俺がそう呟くと吉宮がそっと顔をあげた
「……詳しいことは…凜が全部知ってます。ただ……俺は俺で凪を支えていくつもりです」
その言葉に俺は微笑む
「吉宮は、真っ直ぐだな………教えてくれてありがとう」
「………いえ……それじゃ」
「…あぁ、気をつけて帰れよ」
気がつけば外はもう暗くなっている
俺は吉宮の後ろ姿を見送り
美術室に入って、思わず足を止めた
「……まさか……」
かけ足で机に向かう
そこには開かれたキャンバスノート
思わずその場に座り込む
