「私のこと、散々傷つけて!独りにしたのは誰よ!」
凪が初めて、怒鳴り声をあげた
「………お父さんに…私の何がわかるの……お父さんは…」
凪の目に涙がたまっていく
凜も凪の手をぎゅっと固く握りしめたままうつむいてる
凪が顔をあげてすぐ近くにいる親父に向かって口を開く
「私の…何を知ってるの?」
そう小さく呟いた
その言葉に一番衝撃を受けたのは凪の父親だった
震えた声で凪の声を呼び凪に触れようと手を伸ばした
俺はその腕を掴む
「……凪の親父さん……凪が震えてるのが分かんないんですか?」
そう問いかければ彼はうろたえた目のまま凪を見る
